ThinkPad USER INFORMATION
ThinkPad230 を アップグレードしたお客様からのメッセージ

アップグレードをするにあたって、お客様から様々なお問い合わせがあります。例えば、電池の持ちは?や、不具合は出ないの?など・・・。サテライトアップグレードステーションでは、ただ単にアップグレードするだけでなく、放熱対策や、電源強化によって、電池への影響は1割から2割程度。40度恒温試験による安定試験のパスなど、速さは勿論、安定性や電池の持ちなどにも重点をおいております。弊社ではこういった技術作業をサービスとして提供する事で多くの方々へアップグレードの素晴らしさを味わっていただきたいと考えております。

それでは、実際にアップグレードを体験された方々から寄せられたメッセージをご紹介いたします。


秋葉原でパソコン販売店にお勤めの長沢さんからの使用レポートです。

私が初めてパソコン販売店の店員を始めてから、早くも4年の年月が経ちました。4年前といえば、Windows95なんて当然無く、DOSやWindows3.1が全盛期で、パソコンの販売店をするからには、パソコンを覚えなければと、店員になるのと同時に初めての店員として初めてのパソコンThinkPad230を買った思い出があります。

ThinkPad230も使い続けて4年間、そろそろどこか痛んでくるかな?、だけど思い出のマシンだからまだ、ずっと、使いつづけたいな。と大事に使ってきました。しかし、機械は機械、とうとう、電源が入らなくなってしまいました。

すぐに、秋葉原内のIBMサポートに駆け込み、修理を依頼しましたが、故障の原因はマザーボードで、修理の金額も、安給料な私が払える余裕のある代金ではありませんでした。

愕然としたその日は、もう2度と動かない思い出のパソコンを目にしながら、店の展示パソコンでThinkPad関係の掲示板やフォーラムをただただ見ていました。すると、そこの書き込みには、「修理をしてくれるアップグレードショップがあって、そこのショップで、改造に失敗したマシンを直してアップグレードをもらいました。」といった内容がありました。そのときには、心落ちのせいか、ショップの名前も頭に残らず、見流していました。

しかし、 IBMで修理にマザーボード交換が必要と言われていながらも、最後の足掻き、これで駄目なら諦められるかもと、いつの日かのアップグレードショップで修理した書き込みを読んだ事を思い出し、何個所かのアップグレード関連のショップに問い合わせ、唯一、「マザーボードの不良ですか、直るかはわかりませんけど、宜しければ一度拝見させてくだださい」と快く答えてくれたサテライトアップグレードステーションさんに頼んでみる事にしました。(前置きが長くてすいません)

勿論期待なんかしていません。これで諦められればと最後の足掻きです。ところがサテライトアップグレードステーションさんに頼んでから2日目、「マザーボードを解析した結果、マザーボード上のあれと、これと、それが故障している事がわかり、交換後動くようになりましたので、アップグレードをしてご返却いたします」(あれ、これ 書いているのは、私が部品の名前を覚えていない為です。)「解析にお時間をいただいておりますので、今回の修理代は弊社で負担いたします。後日請求書をご送付いたしますので、133MHzアップグレード代金のみお支払いください。」と連絡がありました。

私もパソコン販売店の店員ですから、お客様のパソコンをメーカーに修理依頼する事も結構ありましたし、修理については結構詳しいつもりです。実は、メーカー修理とは、マザーボードが故障の場合大概マザーボード交換なのです。何故かといいますと、メーカー修理サイトではマザーボード上の故障部品を調査するだけの能力はないのです。だから、故障マザーボードは丸ごと交換するしかないのです。 ところが、サテライトアップグレードステーションの連絡では、解析して部品を交換したと言っている。当然、ちょっとやそっとの技術では、為し得ない技です。その連絡を信じられない私は、なんか変な冗談を聞かされているような気がして、その時は実感がありませんでした。

次の日、夜遅く迄飲んで家に辿り着くと、我がThinkPad230が戻ってきていました。その日は、夜遅かったので、電源が入る事だけ確認してすぐに寝てしまいました。

明くる朝、数ヶ月ぶりにThinkPadを持っての出勤です。店に、着くと真っ先にThinkPad230を取り出しては、動かしてみました。数ヶ月間使っていなかったとはいえ、無意識に故障寸前に作っていた業務日記や、報告書を開いていました。動作が速いんです。(元々ThinkPad230は486DX33MHzなのです。) 一度は諦めていたThinkPadが再び動くようになり、さらに以前にも増して元気に速く動いているではないか。と丸一日感動していじっていました。

その数日後、郵便で請求書が届き、中を見てみると請求代金は133MHzのアップグレード代のみが記されており、「備考欄には、お時間をいただいてしまった為、修理代は無料です」とありました。けど、おかしいと思いませんか、私が送ってから3日目で修理とアップグレードが済んで帰ってきたんです。実際には、お時間はかかっていないのです。早速、サテライトアップグレードステーションさんに確認すると、「無償修理は、ThinkPad 担当 技術者の好意です。今回は、マザーボード交換でなく、マザーボードの解析で中の部品を交換しましたので、部品代も数百円ですからお気にする事など無いですよ。また、何か調子が悪くなったら申しつけください。」と返答がありました。

メーカーでさえ引き受けてくれないマザーボード上の部品の修理。快く引き受けてもらってさらに、迅速で、親切な対応、不可能を可能にした修理技術には、とても感動しました。

今回このレポートを書かせて頂いているのは、この感謝の気持ちを、サテライトアップグレードステーションのスタッフ皆様にお伝えしたいと、筆を走らせた次第です。 サテライトアップグレードステーションさんと巡り合えて良かったです。 その後も、ThinkPad230はWindows95がとても快調です。遅れ馳せながらWindows98にもトライしてみる予定です。 サテライトアップグレードステーションさん及びThinkPad担当技術者さん本当にどうも有り難うございました。


誤字乱文をお許しください。 1998年 9月10日 長沢 伸一


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